【屋根】屋根材の種類と選び方 代表5種の人気ランキング 1位はガルバリウム? スレート?

【屋根】屋根材の種類と選び方  代表5種の人気ランキング  1位はガルバリウム?  スレート?

屋根は家を守ってくれる

家を新築する際、または古くなった屋根を葺き替える際、どんな屋根材がよいか、しっかり比較検討して考えている方がどれほどいらっしゃるでしょう。ほとんどの方は業者から薦められるまま屋根材を選んでしまっているのではないでしょうか?

場所が場所だけに、普段まじまじと見てやれない屋根ですが、家を風雨から守ってくれるとても大切な存在であることは、皆さんお分かりだろうと思います。

雨風だけでなく、万一近所で火災が起きた場合、飛び火が燃え移らないよう踏ん張ってくれます。無口ですが、とても頼りになるヤツなんです。

地震発生時には、屋根の重さによって揺れ方に変化が生じます。一般的に屋根が重くなるほど揺れも大きくなります。そうしたことも、屋根材選びに際しては考慮に入れてみてください。

屋根材は環境に強いことが大切

屋根は家のパーツの中でも最も厳しい環境にさらされるので、屋根材を選ぶ上では耐久性やメンテナンス性も重要な要素になります。デザインやコストだけでなく、様々な面から検討してみる必要があります。

以下に、屋根材を選ぶ際のポイントを挙げて見ました。

  • 耐久性
  • 重量(耐震性)
  • デザイン
  • 防火性
  • メンテナンス性

これらの点をふまえて、今回は、数多くの屋根材の中から代表的な5種類をピックアップして、それぞれの特徴について解説していこうと思います。

屋根材人気ランキングTOP5

まずは、屋根の葺き替え等の依頼で人気のある屋根材をランキング形式でご紹介します。

ランキングの後ではそれぞれの屋根材のメリット・デメリットもご紹介していますので、屋根材選びのご参考になさってください。

ガルバリウム鋼板|第1位

ガルバリウム鋼板はアルミニウム、亜鉛、シリコンからなるメッキで加工された鋼板のことです。金属屋根の「軽量性と耐震性に優れる」というメリットを残しつつ、「サビに弱く、耐久性が低い」いという弱点を克服しています。

積雪の多い寒冷地域や海岸付近で潮風の影響を受ける地域の屋根にも適しており、また亜鉛の耐食性が公害対策にも効果を発揮します。

従来の金属屋根にはなかった見た目のスタイリッシュさや、比較的安く施工できるという点で、現在もっとも人気のある屋根材です。

化粧スレート(コロニアル・カラーベスト)|第2位

化粧スレートは、セメントに繊維素材を混ぜて薄い板状に加工した屋根材です。

大きく「平板スレート」「厚型スレート」「波型スレート」の3種類に分けられ、一般の住宅では約5mm厚の薄いスレートを並べる「平板スレート」が採用されています。商品名の「コロニアル」や、ブランド名の「カラーベスト」の名前で呼ばれることもあります。

本来のスレートは粘板岩を薄い板状に加工した建築材で、自然の風合いを生かした高級感のある素材ですが、価格が高いため日本の住宅の屋根材としてはあまり普及していません。一方、化粧スレートは日本の住宅の屋根材のなかでもっとも普及率が高く、施工できる業者が多い、比較的安価で施工できるといった点も魅力です。

日本瓦|第3位

従来の日本家屋で使われていた瓦屋根です。そのまま窯で焼く「素焼き瓦」と、瓦に釉薬(うわぐすり)を塗って焼いた「釉薬瓦(ゆうやくがわら)」の2種類があります。

「日本瓦」という名前の通り、日本の気候や風土に適した瓦であり、耐久性と強度に優れています。

ただし、ほかの屋根材と比べて価格が高く、日本瓦を施工できる高い技術を持った業者が年々少なくなっている点がデメリットです。ほかの屋根材よりも重く、屋根にかかる負担が大きいため、耐震性にもやや不安があります。

セメント瓦|第4位

日本瓦は粘土が主原料ですが、セメント瓦は文字通りセメントに砂などを混ぜて成形し、表面に塗装した瓦です。比較的安価な屋根材ながら、和風・洋風・北欧風などのデザインが豊富で洋風の建物にもマッチします。

ただし、セメントを主原料としてるため日本瓦よりも耐久力が低く、防水性能にも乏しいというデメリットがあります。約10年に1度の塗装の塗り替え、約20年に1度の全面葺き替えが必要です。

アスファルトシングル|第5位

アスファルトシングルは、ガラス繊維基材にアスファルトを浸透・コーティングして、スレート砂や彩色焼成された石粒を吹付け接着した屋根材です。おもにアメリカやカナダなど北米で一般的に普及しています。

柔らかいシート状で非常に扱いやすく、複雑な形状の屋根にも施工することができます。また軽量であるため、従来の日本瓦からアスファルトシングルへの葺き替えは、建物の耐震性を高めることにもなります。

ただし、アスファルトシングルじたいがシート状の薄くて柔らかい屋根材であるため、強風で飛ばされやすく、反りや剥がれが起きるデメリットもあります。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛とシリコンで鉄板を両面から加工した鋼板です。アルミニウムの耐食性と亜鉛の防蝕機能で錆びを防ぎます。

ガルバリウム鋼板の寿命は、30年~50年といわれています。価格は化粧スレートよりも高くなりますが、メンテナンスや耐久性を考慮すると、化粧スレートよりメリットが多いと思います。

ガルバリウム鋼板のメリット

薄い鋼板なので化粧スレートよりも軽量で加工しやすく、見た目がトタン風、スレート風、瓦風などの様々な形や色があり、さまざまなデザインの建物に対応することができます。

また、屋根材の中では最軽量で、地震に対する安全性は最も高いと言えます。

ガルバリウム鋼板のデメリット

夏場に屋根直下が高温になりやすいことと、雨音が響きやすいことなどが挙げられますが、いずれも建築本体の工夫でカバーすることができます。

化粧スレート

スレートとは薄く平べったい屋根材のことをいいます。コロニアルとかカラーベストなどと呼ばれることもあります。もともとは天然石を薄く加工したものでしたが、今はセメントと人工繊維や天然繊維を薄く加工して着色した「化粧スレート」と呼ばれるものが主流です。

以前はセメントと石綿(アスベスト)を材料としていましたが、現在は健康問題のため石綿は含まれていません。

化粧スレートのメリット

軽量で安価、施工もしやすいですね対応可能な業者も多く、現在最も多くの新築住宅で使われている屋根材です。これだけ普及しているのは、住宅会社にとっても扱いやすく都合の良い材料だからです。

色も豊富でデザインもシンプルなので、どんな家にもマッチしますね。

耐震リフォームの際、日本瓦やセメント瓦からの葺き替え工事でもたびたび使用されています。

化粧スレートのデメリット

メンテナンスコストは総じて高くなる傾向にあります。

また、薄くて軽いので、台風や突風などであおられ、割れたり飛んでしまったりすることもあります。

塗膜によって屋根材としての機能を保っているので、定期的な点検、塗り替えは欠かせません。棟板金などの板金部分の点検や交換も必要になります。

スレート自体の寿命は30年程度と考えておいた方が良いでしょう。

したがって、使いやすく、初期コストは抑えられるけれども、定期的なメンテナンスが必要で、これを怠るとトータルコストは高くつく場合もあります。

日本瓦

日本瓦は、もちろん皆さんご存知でしょうが、古くから日本建築に使われてきた屋根材で、粘土を高温で焼いて生成したものです。粘土の色そのままの素焼き瓦、炭のように色付けしたいぶし瓦、ガラス質の色付けをした陶器瓦(釉薬瓦)などがあり、日本の気候風土にもっとも適していると言えます。

日本瓦のメリット

和風建築に最も合う屋根材です。断熱性や遮音性にも優れ、耐久性も高く、瓦自体の寿命は半永久的と言われています。そのため、瓦そのもののメンテナンスの必要が少ない点は大きなメリットと言えるでしょう。

※瓦のメンテナンスの必要が少ないと言っても、漆喰の定期的な塗り替えや棟の積み直し、板金部分の点検などは必要になります。

日本瓦のデメリット

日本瓦の一番のデメリットは、屋根材の中でも価格が高い点でしょう。施工に高い技術を要するため、できる業者が少なくなり、施工費や修理費用も高くなる傾向にあります。

また、ほかの屋根材よりも重くなるので、耐震性の面では不利になります。昔は屋根全体に土を盛って瓦を葺いていましたが、現在は土を使用することはないので、昔と比べれば軽くなりましたが、それでも他と比べると重いですね。昔は、お金持ちの家は競うように屋根瓦で重厚感を出していましたが、最近はあまり見なくなりましたね。

日本瓦の葺き替えについて

耐震性の劣る古い住宅の耐震補強として、屋根を瓦から軽量の屋根材に葺き替える工事が良く行われていますが、住宅を新築する場合、基礎や主要構造部を十分に検討して設計すれば、重量のある日本瓦を使用しても、耐震性が損なわれることはありません。

しかし、他の屋根材から瓦に葺き替えるリフォームは、耐震性の観点からお奨めできません。

セメント瓦

セメント瓦とは、セメントと砂などを練ったモルタルをプレス・脱水・成形して、塗料で着色した瓦のことです。

セメント瓦のメリット

和風・洋風・北欧風など様々な種類があり、デザインも豊富です。製造方法の違いにより厚形スレートまたはコンクリート瓦と呼ばれることもあります。最近では建物の洋風化にともない、洋瓦型や平型がほとんどで、日本瓦型はほとんど製造されていないようです。

セメント瓦のデメリット

強度が低いため、地震で揺れると割れてしまうことがあります。また、紫外線や風雨、気温差等で塗膜の劣化が進むと、セメント部分がむき出しになってしまい、瓦自体の劣化も早まります。

セメント瓦が劣化すると脆くなり、突風や車の振動などでも割れてしまうようになるため、塗膜に剥がれや褪色などの劣化が生じる前に塗装する必要があります。定期的なメンテナンスを怠ると、修理費用がかさむので注意が必要です。

瓦同様重量があるので、古くなったセメント瓦を軽量の屋根材に葺き替える耐震リフォームも最近は数多く行われています。

アスファルトシングル

アスファルトシングルとは、防水シートに天然石や色付けされた石をコーティングした厚さ3mm程度の薄い屋根材で、アメリカの住宅の80%以上で使用されています。

柔らかくて曲がるので、ドームやR型の屋根などにも使用できます。一戸建て住宅の屋根ばかりでなく、マンションなどでも採用されていますね。

アスファルトシングルのメリット

表面には細かな石が付着しているので色落ちがなく、寿命は石が剥がれない限り半永久的と言えます。

重量も化粧スレートの約半分ほどなので耐震性向上につながり、重ね張り(カバー工法)による改修工事にも適しています。

既存のアスファルトシングルの上に重ね張りするだけでなく、化粧スレートの上に重ね張りすることも可能です。

また、アスファルトシングルの工事費用は他の屋根材と比べると低価格です。アメリカではDIYでアスファルトシングル屋根を修理する人も多いそうです。

割れたり錆びたりすることもありませんが、主に接着剤で屋根の保持力を維持するため、時々部分的に剥がれているのを目にすることがあります。施工不良や接着剤の劣化などがあると、めくれや剥がれの原因になるので、時々点検する必要があります。

日本ではまだ施工実績が少ないので、耐久性に関してはまだまだこの先も検証が必要です。日本とアメリカの環境の違いがどのように影響するかですね。

アスファルトシングルのデメリット

耐火性に劣る点がデメリットとして挙げられます。アスファルトは燃焼しやすいので、近隣で火事が発生するともらい火で延焼してしまう可能性があります。住宅地などで家が密集している場合は注意が必要です。基本的に防火・準防火地域では使用できません。一部不燃化されて建築基準法の防火認定を受けたものもありますが、まだあまり普及はしていないようです。

耐火性の問題をクリアできれば、耐久性、重さ、施工性、コスト、デザイン、メンテナンス性など、一応合格点だと思います。

 

▼関連記事

ガルバリウムのメンテナンス、デメリット、特長を購入者目線で解説

 

まとめ

ここまで代表的な屋根材の種類とそれぞれの特徴をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

屋根材を選ぶ際にはコストだけではなく、耐久性やメンテナンス費用を考慮する必要があります。お住まいの地域の気候や環境なども考慮に入れて、最適な材を選ぶようにしてください。

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