【外壁】外壁材サイディングの種類とメリット・デメリットを忖度なしに比較します

【外壁】外壁材サイディングの種類とメリット・デメリットを忖度なしに比較します

サイディングとは?

住まいの印象を大きく左右する外壁材。種類もたくさんあって、どれを選べばいいか迷っている方も少なくないのではないでしょうか。

そこで今回は、外壁材の定番とも言えるサイディングを例にとって、その特徴やメリット・デメリット、寿命などについて徹底的に解説していこうと思います。業者が運営するサイトと違って、メーカーに遠慮や忖度の必要はありませんので、元大工として率直な意見を述べさせていただきます。

サイディングは、現在日本の戸建住宅の外壁として主流をなしています。素材によっていくつか種類があり、それぞれに特徴があります。その特徴を正しく把握して、適切な種類を選ぶようにしてください。

サイディングの寿命はどれくらい?

外壁は住まいの美観を表すもの、と考える方が多いかもしれませんが、決してそれだけではありません。我々家を作る側の人間からすると、住まいを守るものとしての役割の方が大きいですね。ですから、結婚相手と同様、見た目だけで選んで欲しくないというのが本音です。

言うまでもないことですが、外壁は外にいます。家の中でぬくぬくとはしていられません。というより、そこに住まう家族がぬくぬく快適に過ごせるように、文字通り壁となって、厳しい外的条件を防いでくれているのです。

したがって、太陽光、雨や風などに常時にさらされています。見た目だけ立派で耐久性が低いものを選んでしまうと、あっという間に劣化します。外壁を選ぶ際は、耐久性の総合値、すなわち「寿命」を目安にすることを知っておいていただきたいです。

外壁の種類

外壁材の主な種類は3つあります。「モルタル」「サイディング」「タイル」です。

モルタルは、ひと昔前の日本の住宅で主流でした。セメントに砂を混ぜたものを壁に塗って仕上げるため、俗に塗り壁とも言われます。サイディングは、ボードタイプの壁材を繋ぎ合わせて貼ったもの。タイルの素材は高温で焼き上げた土です。

モルタルの寿命は?

外壁材として昔から馴染みのあるモルタルですが、ひび割れの症状が起こりやすく、塗り替えのタイミングは比較的早いと言えます。住宅街を歩いていて、築年数の浅いおしゃれな邸宅なのに、壁に無残なひび割れ模様が、という光景を見たことがありませんか。経年による劣化だけでなく、塗りに技術がいりますので、経験の浅い職人に任せると、そういうことも起こりえます。だからこそ、仕上がりの良いモルタル壁に魅力があるのも事実なんですが……。

その点サイディングは、ひび割れが起こりにくく、一般的にモルタルより寿命が長いとされています。

サイディングにも塗り替えは必要

ひび割れのような目立つ症状がないため、裏を返すと、劣化具合を把握しづらいという難点があります。

一番早く劣化するのは、シーリングと呼ばれるボードとボードの繋ぎ目の目地部分です。日光や雨風の影響で痩せて硬くなりひび割れを起こすので、防水機能が低下します。同じ時期にボード表面の塗膜も弱ってくるので、補修や塗り替えによるメンテナンスを考える必要があります。

素材ごとに分類されるサイディングの種類

サイディングも種類によって寿命が異なります。ここからは、素材ごとのメリットやデメリットについて解説していきます。

窯業系サイディングのメリット・デメリット

サイディングのなかでも特に人気があるのが窯業系です。セメントを主な原料として、土や繊維質の成分から「窯(かま)」で高温製造された外壁です。「硬い」という特徴から防火性、耐震性にも優れてます。

また、需要が多いことから、それだけバリエーションも豊富で、好みに合った外壁を見つけられる可能性が高いと言えます。シンプルなものが人気ですが、レンガ調で洋風のイメージにしたり、木目調で和の趣を表現したりと、デザイン性が高いことが特徴と言えます。

窯業系サイディングのデメリットとしては、素材そのものの耐水性が低いので、塗膜の表面で「防水性」を担保しなければなりません。そのため、塗膜の防水性が弱ってきたら、塗り替えをして建物内への浸水を防ぐ必要があります。表面の塗装は7~8年を目安に塗り替えを検討しましょう。

金属系サイディングのメリット・デメリット

アルミなどの金属素材からできた金属サイディングの一番の特徴は、軽くて扱いやすいです。それだけ建物への負担が少なくて済みます。また、「断熱性」「耐水性」についても高い効果が期待されます。

断熱性が高いということで、建物内部へ温度は伝わりにくいのですが、外壁材そのものには熱を吸収しやすいというデメリットがあります。高温になるほど色が褪せ、傷がつきやすく、変形するなどの影響を受けやすくなります。サビにも弱いので、美観を保つにはメンテナンスの意識を持ち続ける必要があります。

木質系サイディングのメリット・デメリット

文字通り天然の「木材」を原料にした外壁材です。

最大の特徴は日本の風土や環境になじむ見た目の雰囲気でしょうか。木」が持つ温もりや優しさは、時代の変化に関わらず根強い支持を集めています。また、部分的に木質系サイディングを取り入れ、オリジナリティ溢れる外観にすることもできますね。

デメリットは、やはり燃えやすいという点でしょう。メーカーによっては燃えにくい材質のものを工夫して作っていますので、業者に相談してみてください。木質系サイディングには変色や防汚性の心配もあるため、こちらも定期的なメンテナンスは必要になります。

樹脂系サイディングのメリット・デメリット

塩化ビニル樹脂を素材として作られているのが樹脂系サイディングです。最大の特徴は軽量であることです。水分をはじき、凍害に強いというメリットもあります。錆びることがないのも、特に沿岸地域にお住まいの方にとっては大きな利点になるのではないでしょうか。

また、表面に塗装を施すのではなく、素材そのものに色が入っているので変色しづらく、塗り替えの必要がありません。総じて劣化が起こりにくく、もっとも寿命が長い素材と言えるでしょう。

デメリットとしては、日本ではまだそれほど知られていないため商品数が少なく、選択肢が限られるという点があげられます。

まとめ

サイディングは、モルタルよりも寿命が長く、現在の住宅の主流となっている外壁材です。バリエーションも豊富で、予算に合ったものがきっと見つかるでしょう。

原料の違いからいくつかの種類に分類され、窯業系サイディングが現在では最も人気があります。

外壁には、住まいを美しくという目的だけではなく、家を守るという大きな役割があります。お住まいの環境や用途に合わせて、素材やそれぞれのメリットデメリットを十分検討した上で、最適なものを選ぶよう心がけてください。

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