diyで外壁の診断と塗装。方法と注意点を解説します。

diyで外壁の診断と塗装。方法と注意点を解説します。

劣化のサインを見逃さない

新築の頃に比べるとなんとなく壁が色褪せてきたなぁ。
築年数を経るにつれ、次第に輝きを失う我が家の様子が気にならない家主さんはいらっしゃらないでしょう。見た目の問題もありますし、外壁の場合は家の保守の面からも放置してはおけません。

外壁には塗り替え時期の目安というものがあります。適切なタイミングでメンテナンスを行うことで、家はいくらでも長持ちさせられますので、しっかり把握しておかれることをおすすめします。

今回は、外壁の状態を見極める診断の方法から、いざ塗装を行う場合の注意点まで、DIYで外壁塗装をやってみようという方のために説明をいたします。

ちなみにDIYとは、Do it yourself(自分でやる)の略で、いわゆる日曜大工のことですね。

外壁の塗り替え時期の判定法

「素材」「立地条件」「塗料の種類」などによって、対壁の適切な塗り替え時期は違ってきます。そのため、「我が家の外壁はまだ大丈夫か?」と不安に思っている家主さんも少なくないでしょう。

まず、外壁の塗り替え時期を判定するためのチェックのポイントをご紹介していきます。

外壁にツヤがあるか

これは一見して分かりますが、毎日何気なく見ているものなので、一度注意して見られることをおすすめします。新築時には太陽光を浴びてピカピカ光っていた外壁も、築8~10年ほど経過すると、次第にツヤがなくなり変色していきます。

この状態は、塗装の機能が消えかけているサインでもあります。この段階ではまだ「防水効果」は機能していますが、放置すると劣化の進行も早まりますので注意が必要です。早めの対策を心がけてください。

チョーキング

外壁を手でこすった時に白い粉が付着した経験があると思います。これが塗装の劣化を示す「チョーキング」という現象です。

原因はさまざまありますが、長年に渡って雨風にさらされ、いわゆる経年劣化によって塗料が古くなりかけている状態です。チョーキングが見られる時期になると、防水効果も弱まり、そろそろ外壁の塗り替えを検討する必要があると言えるでしょう。

コケ・藻・カビ・汚れなどの付着が目立つ

こちらも外壁の劣化の症状としてよく見られる現象です。コケ、藻、カビは日光が当たらない北面の外壁や屋根で発生することが多いです。水分が残りやすくじめじめして、コケやカビが繁殖する条件がそろってしまうことが原因です。一般的な塗料には防カビ剤が含まれていますから、カビの発生はこの効果が薄れている証拠でもあります。

チョーキングのように「今すぐ外壁塗装を検討する」必要はありませんが、美観が損なわれるのが悩みどころですね。

ひび割れ

外壁のひび割れは知識がない方でもすぐに見つけられるでしょう。ちょっとした振動でも発生しやすいので、国道沿いや線路沿いの住宅によく見られる現象です。微細なひび割れについては、どのような住宅でも時間の経過とともに発生します。

しかし、ひび割れの症状が重い場合は、早急な処置をおすすめします外壁が基準の厚さに達していない、いわゆる手抜き工事の可能性もあります。専門家に診断してもらうべきかもしれません。放置すると、結果的に塗装だけでカバーできず、大がかりな修理や補修が必要になる場合もあります。

普段から家の周りを点検する習慣を付けておくのが良いと思いますね。

 

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塗装はがれ

外壁塗装は塗料を壁に塗るだけではありません。「下地の補修」「下塗り」を丁寧に施し、その上から塗料を数回に分けて塗ることで、見た目も耐久性にも優れた塗装が完成するのです。

裏を返すと、これらの工程のどこか一つでも手抜きがあると、短期間でも塗装が剥がれやすくなるということになります。

築年数が浅いのに塗装剥がれが目立つ住宅は、他に要因が見当たらないない場合、施工ミスや手抜き工事が原因の可能性もあります(もちろん全てではありまんが)。

外壁の塗装が剥がれているということは、「美観」「防水」「遮熱・断熱」「防カビ・抗菌」の効果も失われているということです。これを脆弱塗膜と言い、雨漏りの原因にもなるため、早めの塗り替えをおすすめします。

コーキング

外壁塗装では、壁と壁の隙間にゴム状の塗料を塗ります。防水材の役割を果たすもので、コーキングと呼ばれます。外壁材のダメージを緩和するクッションの役割も果たしているので、通常外壁よりも早く劣化が生じます。ひび割れ、剥離、破断、欠落といった症状が現れますが、これらが顕著になってきたら、外壁塗装と共にコーキングも新しくしたほうがよいでしょう。

外壁塗装はDIYでもできる!

これまで説明してきた通り、外壁の劣化状態の把握は自分でもできます。では、塗装自体も自分でできるのでしょうか?

答えはイエスです。外壁塗装は自分でもできます。ただし、注意点、留意点がいくつかありますので、これからそのことを説明いたします。

通常プロの塗装業者に塗装を依頼すると、地域や時期によってばらつきはありますが、おおよそ90万円~120万円の費用がかかります。しかし、塗装を自分で行うと、30万円~50万円で収まります(※もちろん住宅規模などによって異なります)。外壁塗装は必要だが費用面で不安があるという方は、DIYで行うことも一つの方法です。

DIYで塗装する際気をつけたい4つのポイント

塗料選びは慎重に

費用を抑えたいからといって、安価な塗料を選ぶのは禁物です。

塗装は、一般的に塗料の主成分である樹脂により耐久性が異なるのが特徴です。ちなみに樹脂の価格が安い順に並べると「アクリル塗料」「ウレタン塗料」「シリコン塗料」「フッ素塗料」「無機塗料」となります。

樹脂の価格が安いと必然的に塗料も安くなりますが、耐久性を考えると、極端に低価格な樹脂はあまりおすすめできません。「最安値だからこれにしよう!」ではなく、塗料の種類や耐久性をチェックした上で塗料を選ぶようにしましょう。

足場の設置は専門業者に依頼する

建設労働災害は、毎年、全産業の約35%を、また種類別で見ると、墜落・転落が約40%を占めています。
その中でも最も多い発生箇所は、「足場」です。「足場からの墜落」をさらに分析すると、「足場の組立・解体中」が約30%、「足場上での作業中」が約60%を占めています。

【引用】全国仮設安全事業協同組合「建設労働災害の実情」

このように足場での作業中に思わぬ事故が発生することはプロでもあります。ですので、仮に自分で外壁塗装を行うにしても、足場だけは専門知識を持った業者に依頼するようにしましょう。適切な足場を組んでいないと、塗装そのものをきちんと行えない場合もあります。

ちなみに足場の設置は、業者や足場の種類にもよりますが、10万円~20万円で依頼できると思います。

 

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塗装は汚れをしっかり落としてから

DIYで外壁塗装を行った方から「せっかく塗ったのに短期間で剥がれてきた」と聞くことがあります。こうしたことの原因は、ほとんどの場合、塗装前の汚れにあります。

前述のように、外壁は長年雨風にさらされることで、さまざまな汚れが付着しています。塗装を行う前に、まずはこの汚れをしっかりと洗い落とす必要があるのです。外壁塗装と言うと、多くの人は「壁にペンキを塗るだけ」と思われますが、美しく、また耐久性に優れた塗装を実施するには、正しい手順を踏むことが大切です。塗装に取り掛かる前に、こうした手順をしっかりと確認しておくようにしましょう。

万一塗装剥がれなどのトラブルが起きてしまうと、足場を組み直したり、あるいは業者に塗り直しを頼まなくてはならなくなり、最初からそうしておけばよかったと後悔することにもなりかねません。

スケジュール管理をしっかり行う

DIYで外壁塗装を行う際、「ちょっとした空き時間に少しずつ作業を」と考える人がいますが、こうしたやり方はNGとされています。技術力の低い一般の方がこのようなやり方をすると、まず間違いなくムラになります。最低でも壁一面を仕上げる十分な時間を確保した状態で作業を始めるようにしてください。無理のない計画を立てることが何より大切です。

まとめ

今回は外壁のセルフチェックの方法と、DIYで塗装を行う際の注意点などを説明してきました。外壁は一般的に約10年で塗り替えを検討するのがベストといわれています。しかし、塗料の種類や立地条件などによっては5年で塗り替えが必要という住宅もあります。

そのため、ご自身で定期的に外壁の状態をチェックしておくことが大切です。また外壁塗装の費用を抑えたい方は、今回ご紹介した注意点を確認した上で、自ら塗装を行うのもよいでしょう。自分の手で外壁を塗ることで、それだけ家に対する愛情も深まりますし、大切にしようという気持ちも芽生えてくるはずです。

くどくなりますが、くれぐれも安全にはご注意くださいね。

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