DIYでフローリグの張り替えはできる?床材ごとの施工方法や注意点を解説

DIYでフローリグの張り替えはできる?床材ごとの施工方法や注意点を解説

フローリングは素材にもよりますが、5〜10年前後が張り替えの目安です。表面に傷があったり、歩くたびにきしんだりする場合は、張り替えを検討しましょう。

フローリングの張り替えには何通りかの方法があり、クッションフロアやフロアタイルなら、DIYで数時間~半日あれば施工できます。

今回はDIYでフローリングを張り替える場合の施工方法や注意点を、床材ごとに解説していきます。

フローリングの上からクッションフロアを貼る

用意するもの クッションフロア本体、CFカッター、地ベラ、ローラー、カッター(大)、定規、メジャー、撫でバケ、養生テープ等
施工にかかる日数 数時間~半日
費用のめやす(本体価格) 4,000円~25,000円

クッションフロアとは、表面に木目調やタイル調などのデザインが印刷されたシート状の塩化ビニール床材です。両面テープや専用の接着剤で簡単に貼ることができるため、初めてDIYでフローリングの張り替えをする方にもおすすめします。

DIYでクッションフロアを貼る方法

クッションフロア(両面テープ式)をフローリングの上から貼る方法は、以下の手順に沿って行います。

  1. 床のごみや汚れをきれいに取り除く
  2. 1枚目のシートを仮敷きして余分な部分をカットする
  3. 1枚目のシートに沿って基準線を引く(両面テープを貼るめやす)
  4. 1枚目と同じく2枚目以降のシートを仮敷きする
  5. フローリングに両面テープを貼る
  6. クッションフロアを貼る
  7. シートが重なった部分をカットする
  8. ローラーで圧着して仕上げ

DIYでクッションフロアを貼るときの注意点

クッションフロアは両面テープ式が簡単に施工できるためおすすめです。ただし、両面テープで直接床に貼り付けてしまうと容易に剥がすことができないため、仮敷きをしてズレや浮きがないように注意しましょう。

やや手間はかかりますが、先に養生テープを床に貼り、その上からクッションフロア用の両面テープを貼る方法があります。この方法であれば、直接床に両面テープを貼り付けるよりも簡単に剥がしてやり直しができます。

フローリングの上からフロアタイルを敷く

用意するもの フロアタイル本体、メジャー、定規、墨つぼ(または糸)、はさみ、カッター、ローラー、ペン等
施工にかかる日数 半日~1日
費用のめやす(本体価格) 7,000円〜33,000円

フロアタイルとは、表面に木目調やタイル調などのデザインが印刷された板状の塩化ビニール床材です。

タイル裏面に吸着テープが付いたタイプなら、両面テープや専用の接着剤がなくても貼ることができます。ただし、複数のフロアタイルを床に敷き詰めていく作業となるため、シート状のクッションフロアよりもやや作業の難易度が高めです。

DIYでフロアタイルを貼る方法

フロアタイル(吸着式)をフローリングの上から貼る方法は、以下の手順に沿って行います。

  1. 床のごみや汚れをきれいに取り除く
  2. 部屋のタテ・ヨコをメジャーで採寸する
  3. タテ・ヨコの半分の位置にそれぞれ印をつける
  4. 印を十字に結んで基準線を引き、交差する場所を中心とする
  5. 十字の中心から外側に向かって順番にフロアタイルを貼っていく
  6. 床の端の余分な部分をカットする
  7. ローラーで圧着して仕上げ

一般的なフロアタイルの貼り方には、つなぎ目がランダムになるように貼っていく「乱貼り」、一定の間隔でずらして張っていく「定尺貼り」があります。他にも、個性的な「斜め張り」や洋風の「ヘリンボーン張り」など、お部屋の雰囲気に合わせて施工できます。

DIYでフロアタイルを貼るときの注意点

フロアタイルで失敗しないためには、1枚ずつ隙間なく敷き詰めていくことが大切です。

少しの隙間でもそのまま複数枚を貼っていくと、だんだんズレが大きくなってしまいます。フロアタイルを貼る前は、ズレがないようにしっかりと基準線を引きましょう。墨つぼを使えば、フローリングの木目に影響されず真っ直ぐな線を退くことができます。

フローリングの上から新しいフローリングを重ね張りできる?

フローリングを新しくする方法には、既存の床材を剥がして新しく張り直す「張り替え」と、既存の床材の上から新しいフローリングを貼る「重ね張り」があります。

結論を言うと、既存の床材を剥がす必要がない「重ね張り」であれば、DIYも可能です。

ホームセンターや通販サイトでは、DIY用のフローリング材が1枚あたり(幅90mm×長さ1820mm)約1,000円~で販売されています。両面テープや接着剤で貼り付けるだけですので、フロアタイルを貼る要領で重ね張りができます。

まとめ

DIYでフローリングを張り替える方法について解説しました。

古くなったフローリングをきれいに張り替え、長く使い続けたいなら、プロの施工業者にリフォームを依頼しましょう。

施工業者を選ぶときは、複数の業者から見積もりをとり、リフォームプランや費用を比較検討することが大切です。

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