軽量鉄骨の耐用年数は何年?理想の間取りにするためのおすすめリフォーム

軽量鉄骨の耐用年数は何年?理想の間取りにするためのおすすめリフォーム

軽量鉄骨の建物の耐用年数は何年で、リフォームするときにはどういった点に気をつければ良いのでしょうか?

木造や重量鉄骨とは異なる特徴を持つ軽量鉄骨のリフォームは、実績が豊富な施工業者に相談することが重要です。

今回は軽量鉄骨の建物の耐用年数やリフォームの注意点、さらにはおすすめのリフォームについて解説します。

軽量鉄骨の建物の耐用年数

軽量鉄骨とは、厚さが6mm未満の鋼材を指します。

ハウスメーカーが作る注文住宅や賃貸物件の多くは、軽量鉄骨の部材を前もって工場で生産、現場で組み立てて設置する「プレハブ工法」で造られています。

軽量鉄骨の建物の耐用年数(住宅法定耐用年数)は、厚さ3mm以下で19年、厚さ3~4mm以下で27年です。

ただし、この耐用年数は減価償却の計算に使われるもので、建物の寿命とは関係はありません。

軽量鉄骨の建物でも定期的なメンテナンスをしっかりと行っていれば、長期にわたって住み続けることができます。

軽量鉄骨のリフォームの注意点

軽量鉄骨の建物をリフォームするにあたっては、以下の注意点について把握しておきましょう。

間取りの変更に制限がある

軽量鉄骨の建物は、壁に筋交い(ブレース)を入れて強度が確保されていることが少なくありません。

建築基準法では一定の割合で筋交いを使用することが義務付けられているため、壁を撤去して広い間取りにするといった工事ができない場合があります。

ただし、リフォーム会社のアイデア次第で、筋交いを残しつつ開放感のある空間を作ることはできます。

そのためにも、軽量鉄骨のリフォーム実績の多い会社に工事を依頼することが大切です。

軽量鉄骨は構造が複雑

軽量鉄骨造は鋼材が薄く、耐震性を確保するために構造が複雑になりやすいという特徴があります。

各ハウスメーカーでも構造が異なるため、リフォーム会社に工事を断られてしまうことも少なくありません。

軽量鉄骨の建物の間取り変更をしたいときは、必ず軽量鉄骨のリフォーム実績が豊富な会社に依頼しましょう。

築年数が古いとリフォーム費用が高くなる

築年数が古い軽量鉄骨造は、躯体の劣化が深刻な場合があります。

リフォームで劣化部分を補強するとなると、建て替えとほとんど変わらないくらいの費用がかかってしまいます。

軽量鉄骨の建物のおすすめリフォーム

軽量鉄骨の注意点をカバーするようなおすすめのリフォームをご紹介します。

内装の防音性を高めて騒音対策リフォーム

軽量鉄骨は構造材が軽量で強度が低く、コンクリートなどの重量がある建材を利用できないため、騒音対策が必要です。

「2階の足音が1階のリビングに響く」「リビングのテレビの音が寝室まで響いて眠れない」といったお悩みがある場合は、壁や床を二重にする、防音材を入れるなどして防音性を高めることができます。

排水管を流れる水の音が気になる場合は、排水管に防音シートを巻いたり、屋外に出したりといったリフォームもおすすめです。

防音対策のリフォームにはさまざまな方法があるため、内装の防音性を高めたい場合は軽量鉄骨の実績が豊富なリフォーム会社に相談してみましょう。

軽量鉄骨の防音対策リフォームの費用は、1坪あたり約30万円が相場です。

筋交いをむき出しにしたおしゃれな空間にリフォーム

軽量鉄骨の建物は筋交いがあり、壁を抜くことができないため、間取りの変更が難しいというデメリットは説明したとおりです。

ただし、アイデア次第で理想の間取りに近づけることはできます。

たとえば、あえて筋交いをむき出しにすることでスタイリッシュな印象になり、なおかつお部屋に開放感が生まれます。筋交いを棚にして収納力を確保したり、インテリアとして活用したりといったアイデアもあります。

軽量鉄骨の間取り変更はプランによって費用が大きく変わるため、かならず軽量鉄骨のリフォーム実績の多い施工業者に見積もりを依頼しましょう。

まとめ

軽量鉄骨の耐用年数や、およびリフォームのアイデアについて解説しました。

記事内で何度も解説したように、構造が複雑で間取り変更に制限のある軽量鉄骨の建物のリフォームは、実績豊富な施工業者に依頼することが重要です。

リフォームを検討するときは、軽量鉄骨の知識と実績が豊富な施工業者の中からいくつか候補を挙げ、相見積もりを依頼しましょう。

相見積もりで費用やプランを比較検討することで、あなたの理想のリフォームに近づくことができますよ。

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