高窓(ハイサイドライト)とは効率的な採光と換気ができる窓!メリットやデメリットも解説 

高窓(ハイサイドライト)とは効率的な採光と換気ができる窓!メリットやデメリットも解説 

「一日じゅう電気をつけていないと部屋が暗い」

「効率的に採光や換気ができる窓を設置したいが、プライバシーは確保したい」

こんなお悩みをお持ちの方は、高窓(ハイサイドライト)の設置を検討してみてはいかがでしょうか?

高窓とは通常の高さの窓よりも、さらに高く、天井に近い位置に設置する窓のことです。

今回は、高窓の特徴やメリット・デメリット、施工を検討するときの失敗しない業者の選び方を解説します。

高窓(ハイサイドライト)とは?

地窓とは、窓の下のほうが床に接する地面に近い位置に設けられた窓のことを言います。

日本は古くからほうきで掃除をしていたため、地窓にはホコリをそのまま外へ掃き出すという役割がありました。

現在はそのような目的で地窓を取り付けることはほとんどないでしょう。採光や換気のために設置されています。和室以外の場所に設けている家も多いですね。

高窓のメリット

高窓を設置することで、以下のメリットが得られます。

プライバシーを確保しながら効率的に自然光を採り入れられる

高窓は一般的な窓よりも高い位置に設置されるため、プライバシーを確保しながら自然光を取り込むことができます。

一般的な窓では外からの視線を気にしてカーテンを締め切っている部屋でも、高窓であればカーテンの設置は不要です。

また、高い位置から光が入ってくるため、部屋の奥まで効率的に採光できることもメリットと言えます。

効率的に換気できる

高窓を設置することで、効率の良い換気が可能です。

空気は冷えると下降し、暖まると上昇するという性質があります。この性質を利用して、部屋の高い場所に窓を設置すると、暖かい空気が高窓から抜けていくという循環を作り出すことができます。

さらに、空気を取り入れる側の窓として、床面に近い位置に設置する「地窓」を設けると、より高低差を活かした効率的な換気が可能です。

光熱費の削減につながる

住宅密集地などでは、通常の高さの壁では自然光が採り入れづらく、一日のうちほとんど電気を点けていなければ快適に過ごせないということもあります。

高窓を設置して効率的に自然光を採り入れられるようになると、日中に照明器具が必要ないほど明るく、過ごしやすい空間になります。

これにより昼間の電気代の削減につながるほか、換気が効率的になることから、夏場は冷房を使わずに過ごすこともできます。

壁のスペースを有効に使える

通常の高さに設置する窓は、採光や換気のために家具やインテリアを置くスペースが限られます。

一方、天井に近い位置に設置する高窓であれば、窓から下のスペースを有効活用することができます。

高窓のデメリット

高窓の設置を検討するときは、以下のデメリットにも注意しましょう。

掃除がしにくい

高窓は手が届きにくい高い位置にあるため、通常の高さの窓よりも掃除がしにくいというデメリットがあります。

掃除をするときには、踏み台を使ったり、高所用の掃除道具を買ったりなど一手間増えてしまいます。

夏の直射日光で部屋が暑くなる

高窓は採光性が高い反面、夏場の日中は直射日光で暑くなるデメリットがあります。

対策としては、高窓用のロールスクリーンやブラインドの設置、断熱性・遮熱性の高いガラスを使用するなどが挙げられます。

いずれも後付けができるため、直射日光を遮りたい、プライバシーを確保したいというご要望のある方は、専門業者にご相談をおすすめします。

失敗しない施工業者の探し方

高窓を設置するときは、施工業者選びが大切です。

ここでは、失敗しない施工業者の選び方をご紹介します。

地元の工務店やリフォーム業者に相談する

近所で「LIXIL」や「YKKap」といった窓のメーカー名が書かれた看板を掲げている店舗を見かけたことはありませんか?

このような看板を掲げている工務店やリフォーム業者は、窓の設置やリフォームを取り扱っているため、直接行って相談すると良いでしょう。

地域密着型の施工業者は中間マージンが発生しないため、大手の施工業者と比べて費用を抑えて施工することができます。

より効率的に地元の施工業者を探すのであれば、比較サイトや口コミサイト、一括見積サイトなどの利用がおすすめです。

窓の設置・リフォームの実績を確認する

目当ての施工業者が見つかったら、その業者の窓の設置やリフォームの実績を確認しましょう。

直接行って相談する場合でも、またインターネットで検索する場合でも、自身が希望する施工に近い実績があれば、費用や工期をイメージしやすくなります。

また、窓の施工実績に乏しい業者に依頼してしまうといった失敗も避けることができます。

まとめ

高窓のメリット・デメリットや、失敗しない施工業者の探し方を解説しました。

高窓の設置を検討するときは、なるべく複数の施工業者に見積もりを依頼して、費用やプランを比較検討するようにしましょう。

1社で決め打ちをするよりも時間はかかりますが、より自身の要望に近いプランを提出してくれる施工業者を見つけることができますよ。

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