クッションフロア張り替えの費用を左右するポイントとは?業者に依頼する場合の相場も解説

クッションフロア張り替えの費用を左右するポイントとは?業者に依頼する場合の相場も解説

クッションフロアはフローリングや畳と並び、日本の住宅で使用される床材のひとつです。

デザインや色柄が豊富でお手入れ簡単、他の床材に比べて安価に施工できます。また防水性に優れ、キッチン、トイレ、洗面所など水回りの床材にも適しており、場所を選びません。

今回は、お部屋の床材をクッションフロアに張り替える際のポイント、さらには施工にかかる費用の相場について解説します。

クッションフロアとは

クッションフロアは、クッション性のある塩化ビニール素材で作られたシート状の床材のことです。

木目調やタイル調などデザインが豊富で、お部屋の雰囲気に合わせて好みのものを選ぶことができます。また、接着剤で張るだけで施工できるため、DIYでも簡単に張り替えができるというメリットもあります。

一方、ビニール素材であることから安っぽく見えてしまう、湿度や熱に弱いというデメリットにも注意が必要です。

関連記事:クッションフロアとはどんな床材か?メリット・デメリットや掃除の方法を解説

クッションフロア張り替えの費用を左右するポイント

クッションフロアの張り替えにかかる費用の内訳は、材料費+施工費で構成されます。

材料費はクッションフロアの本体価格、施工費は専門業者に依頼した場合にかかる費用です。

クッションフロアの本体価格のポイント

クッションフロア本体は、DIYで張り替える場合はホームセンターや通販サイトで購入、専門業者に依頼する場合はカタログなどで好みのデザインを選びます。

市販のクッションフロアは90cm巾サイズ・182cm~200cm巾サイズのシート1m単位で販売されていることが多く、その価格は1,000円~2,000円/1mが相場です。

本体価格はデザインや厚み、防水性や防汚性などの機能の有無で変動します。

クッションフロア張り替えの施工費のポイント

専門業者にクッションフロアへの張り替えを依頼した場合の施工費は、トイレや洗面所など狭くて作業が難しい部屋ほど1畳あたりの費用が高くなります。

もちろん、業者が提示する見積もり費用も各社で異なるため、できれば3社ほどに見積もりを依頼して施工費用を比較検討しましょう。

クッションフロアの張り替えにかかる費用の相場

既存の床材をクッションフロアに張り替える際にかかる費用の相場をご紹介します。

専門業者に「重ね張り」で張り替えてもらう場合

1㎡あたり3,000円~4,000円・6畳(10㎡)居室の場合は3万円~4万円

重ね張りは、古くなった既存のクッションフロアの上から、新しいクッションフロアを重ねて張る工法です。

既存のクッションフロアを剥がす手間が省けるため工期が短く、施工費も安く済みます。

ただし、クッションフロアを二枚重ねしている状態になるため、踏み心地がフワフワして苦手という方も少なくありません。

専門業者に「新規張り」で張り替えてもらう場合

1㎡あたり3,500円~4,500円・6畳(10㎡)居室の場合は3.5万円~4.5万円

新規張りは、既存のクッションフロアを剥がして新しいクッションフロアに張り替える場合、もしくはフローリングや畳からクッションフロアに張り替える場合に行う工法です。

既存の床材を撤去したり、床をかさ増ししたりする手間がかかるため施工費が高くなりますが、仕上がりは重ね張りよりも美しくなります。

自分で張り替える場合

自分で張り替える場合は専門業者に依頼する場合と違って施工費がかからないため、本体価格=張り替えにかかる費用となります。

その代わり、DIYに慣れていないと寸法違いやズレなどが起こり、クッションフロア本体を多めに買わなければならなくなるなど余計な費用がかかる場合もあります。

まとめ

クッションフロアの張り替えにかかる費用について解説しました。

クッションフロアはDIYで手軽に張り替えができる点が魅力の一つですが、きれいな仕上がりにしたい場合や、キッチン・トイレなど水回りの張り替えの場合は、実績豊富な専門業者に依頼されることをおすすめします。

記事本文で解説したように、キッチンフロアは他の床材と比べて施工費が安く済むため、DIYで張り替えるよりもかえってコストパフォーマンスに優れたリフォームができる場合があります。

張り替えを依頼する業者選びは、施工実績や口コミなどを参考に、なるべく複数の業者から見積もりをとって比較検討しましょう。

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