リビングの代表的なリフォーム5選！費用相場と工事期間のめやすについて解説

家族がだんらんの時間を過ごすリビングには、どのようなリフォームができるでしょうか？

今回は代表的なリビングのリフォームを5つ取り上げ、費用の相場と工事期間のめやすについて解説します。

リビングの代表的なリフォーム5選

リビングまわりに関して、依頼されるケースが多い5つのリフォームの費用相場、工事期間を表にまとめました。

次章からはそれぞれのリフォームについて詳しく解説していきます。

壁紙クロスの張り替え

費用の相場：1,000円～1,500円/㎡

工事期間のめやす：1日～1日半

お部屋の壁紙が古くなった、お部屋の雰囲気を変えたいといったときに、もっとも手軽にできるリフォームが壁紙クロスの張り替えです。

壁紙クロスには賃貸物件などに使用される安価な量産品、価格帯が幅広い1000番台の一般品の2種類のグレードがあります。

最近ではホームセンターやインターネット通販などで、DIYでも簡単に張り替えができる壁紙クロスが販売されています。

リフォーム業者に依頼する場合は、壁紙クロスのグレード、張り替える壁面積、張り替える場所（作業しやすいか否か）で費用が変動します。

フローリングの張り替え

費用の相場：
無垢重ね張り：17,000円～3,000円/畳
無垢新規張り：25,000円～33,000円/畳
合板重ね張り：16,000円～21,000円/畳
合板新規張り：2,000円～28,000円/畳

工事期間のめやす：2～3日（6畳の場合）

フローリングを新しいフローリングに張り替える場合、無垢材か合板材かの「素材の違い」、および「工法の違い」によって費用が異なります。

無垢材は天然木から切り出した自然のままの材料で、調湿作用があって木のぬくもりが感じられるため非常に人気ですが、工場で大量生産できる合板材に比べてリフォーム費用は高くなります。一方の合板材は集積材によって作られている材料で、防音性や防汚性などの機能を持たせることができます。

また、既存の床材の上から新たな床材を張る「重ね張り工法」、既存の床材を撤去してから新たな床材を張る「新規張り工法」とでは、床材を撤去するための作業費が発生する新規張り工法のほうがリフォーム費用は高めです。

間仕切り壁の設置

費用の相場：50,000円～200,000円

工事期間のめやす：1週間

「リビングに間仕切り壁を設置して、独立した子供部屋を作りたい」といった依頼がこのパターンです。

造作壁によって完全に壁で間仕切るリフォームもあれば、アコーディオンカーテンを設置して簡単な間仕切りとするリフォームもあります。

造作壁は新しい壁を設置するため他の方法に比べてリフォーム費用は高めですが、完全に部屋を独立させて家族のプライバシーを守ることができます。

一方のアコーディオンカーテンは安価で間仕切りができ、造作壁に比べてお子さんの見守りがしやすいというメリットがあります。

間仕切り壁を撤去して拡張

費用の相場：100,000円～500,000円

工事期間のめやす：1週間前後

既存の間仕切り壁を撤去してリビングと隣接する壁をつなぎ、広い空間へと拡張するリフォームです。

撤去する壁が一箇所だけだったり、リビングとつなげる部屋が同じ洋式だったりすると、仕上げ費用を含めて10万円〜30万円程度で収まります。

しかし、撤去する壁が複数箇所あるケースや、リビングとつなげる部屋が和室のケースでは、費用がさらに高くなる場合があります。

床暖房の設置

費用の相場：
直張り：50,000円～80,000円/畳
全面張り替え80,000～110,000円/畳

工事期間のめやす：2～4日

床暖房の設置方法には、既存の床にパネルを設置する「重ね張り」と、床を剥がして全面工事する「全面張り替え」の2種類があります。

重ね張りはリフォーム費用を抑えることができますが、既存床の上にさらにパネルを設置するため段差ができてしまいます。一方の全面張り替えはリフォーム費用こそ高いですが、室内に段差が生じません。

さらに、床暖房には「電気式」と「温水式」があり、どちらを選ぶかでも費用が変わります。

詳しくはこちらの記事もご参照ください。

床暖房のリフォーム費用の相場を解説！電気式と温水式の特徴やメリット・デメリットも解説

まとめ

リビングの代表的なリフォーム5選の費用の相場と工事期間について解説しました。

ここでご紹介した費用と期間はあくまでめやすですので、リフォーム会社に依頼する際は必ず複数の業者から見積もりをとり、予算とリフォームプランを比較検討しましょう。