トタンの屋根や外壁の張替えにかかる費用は?

トタンの屋根や外壁の張替えにかかる費用は?

トタンとは、その特徴は?

トタンは薄い鋼板に亜鉛めっきを行ったものです。鋼板も、めっき処理も安価であるため古くから外壁や屋根の建材として使われてきました。
特に表面に塗料を塗布したプリント鋼板ができたころにはトタンとは思えないデザイン性のため好んで使われました。使われる場所はトタン屋根という言葉が一般的になったように屋根が最も多いのですが、モルタル壁と比べてクラックなどの傷が入りにくいという特徴も好まれ外壁としても使われました。
鋼板であるため熱が伝わりやすく夏に温度が上がるのが欠点でしたが、遮熱塗料を塗布することにより表面温度を下げることで克服してきました。また表面に表面のメッキが剥がれると錆びるためメッキの上に塗装を行って保護しています。
トタンの特徴は軽いということで屋根や外壁に使われましたが熱を受けると反ったり歪んだりするのでその形状を工夫して波板状にして強度を補強したものが使われました。

トタンの耐用年数

トタンは鋼板の表面に亜鉛メッキを行いその上に塗料を塗布しているため錆にも強く耐用年数は長く15~20年はもちます。ただし長年の間にトタンを張る時に加工した部分からメッキが剥げてその部分から錆が拡がることがあります。また小さな傷から広がった錆びのため変形するようなものも見受けられます。
トタンの歴史は長く100年以上も使われており、トタン屋根や外壁は1970年から1990年にかけて爆発的に使われました。その後需要は減っていったのですが、とっくに耐用年数を超えたもので30年から50年残ってきたものがかなりあります。これらの中には傷や剥がれが目立ち、補修が必要なものもたくさんあります。
またあまり損傷が大きすぎる場合はトタンとして補修するよりも別の外壁に張り替える方が長い目で見た場合経済的なものもあります。

トタンの補修方法

古くなったトタンの屋根や壁を補修するにはその状況に応じていくつかの方法があります。

塗装や部分的な補修

トタンとして残して補修する場合もその損傷の程度に応じて対応が必要です。
単に塗料が剥げていて錆が進んでいないところは塗料を塗ることにより補修ができます。少しぐらい錆が出ていても錆を落として塗料を塗れば大丈夫です。
壁にビスで止めた場所やトタンの継ぎ目などでかなり損傷がひどいものはその部分のみ剥がして張り替えを行います。錆は内部に浸透していくのでよく落として裏側まで進んでいないのかを確認する必要があります。
また飛来したものにあたって変形した部分や、穴が開いている部分も部分的な張替えで対応できます。全体的に張替えの必要な部分があまりに多い場合は全体の張替えか、他の建材への変更の方が経済的になります。

トタンの張替え補修

トタン全体を張り替えることで新しい外壁や屋根にすることができます。
この場合は古い屋根や外壁のトタンを全て取り外して新しい材料を張ります。
元から貼ってあったトタン板を取り外して下地の状態にしてから貼るので、下地に欠損があるものもすべて見つかります。もし下地に問題があれば補強ができるので、健常な屋根や壁に作り直すことができます。
また次に張り替えるものは以前のトタン板でなくて塩ビやポリカの波板を使うこともでき、これでより耐久性があり、重量の軽い屋根に変えることができます。
また外壁ではこの際最近人気の高いサイディング外壁に作り替えることもできます。
ただし以前に貼ってあった板の取り外し作業、取り外した材料の廃棄、下地の点検と、補修作業、新しい材料の張替え作業が必要で費用はかなり掛かります。

カバー工法による補修

屋根に用いられるトタンの工法にもいくつかの種類があります。
大きく分けて波板トタン屋根と瓦棒葺きトタン屋根です。
波板トタン屋根はその名の通り波の形をした広いトタン板を下地に貼っていきます。この場合はカバー工法での張替えはできません。トタンをすべて外して張り替える必要があります。
瓦棒葺きトタン屋根の場合は瓦棒と呼ばれる木製の桟を一定間隔で下地に打ち付けそれに平らなトタン板を貼っています。この場合は瓦棒の部分に新しく芯木を張ってその上に新しい板建材を貼っていくことでカバー工法が可能です。

トタンの張替えや補修にかかる費用は?

トタンの補修の費用

全体を張り替えるのでなく部分的な補修や塗装を行うときの費用について紹介します。
錆が出た場合は錆の部分を磨いて削り取り錆止め材を塗布してその上に塗料を塗ります。この作業にかかる費用は錆の出た面積によって変わり,1m2当たり数千円程度の額になります。また部分的に欠損したところだけを張り替える作業についても同様の費用になります。トタン屋根全体を塗装するメンテナンス費用は一般的な屋根の塗装と変わらず、屋根の広さで決まってきます。
塗装作業以外にも足場作りや養生の作業、下地処理などの費用が掛かり、これらの合計は2,000~3,000円/m2程度です。
塗装は塗料の種類により異なり1,500円~2,500円/㎡と様々なものがあります。
耐久性と好みで選ぶ必要があります。

カバー工法の費用

カバー工法の場合屋根材を張るまでの費用として足場費や下地の設置作業、板の下に貼る防水シートの費用で3,000~4,000円/m2かかり、その後は張る屋根材により費用が異なります。
屋根材として一般的なのはガルバリウム鋼板ですが、これは6,000円m2程度です。トタン材でカバーする場合は、4,000円/m2と安くなりますが後のメンテナンスや耐用年数も考えて選定する必要があります。

トタン屋根全体の張替え費用

トタン屋根全体を張り替える場合は元張ってあった建材を剥がして下地を補修する費用や剥がした建材を廃棄する費用、足場の設置費用などでカバー工法の準備作業に比してかなり高価になります。家の古さや周辺の建材の状況によっても変わりますが10,000円/m2以上かかると思われます。

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