塗料と㎡単価で全然違う?知っておきたい吹きつけ塗装の相場

塗料と㎡単価で全然違う?知っておきたい吹きつけ塗装の相場

建物の外壁というのは素材にもよりますが、築後10年を目安に吹きつけ塗装のメンテナンスが必要です。

塗装をしないで放っておくと外壁の表面の塗膜が剥がれ防水機能がなくなり、建物内部に雨水が浸透してしまいます。

建物の内部に水が入り込んでしまうと、柱や構造壁が傷む原因になってしまいますので、外壁のメンテナンスはとても重要なのです。

そこで、外壁塗装の際にどのような塗料を選ぶべきか、その場合どれくらいの費用がかかるものなのか、今回はそこらへんを解説していきます。

外壁塗装に使用する塗料の種類と坪単価

外壁塗装に使用する塗料はいろいろな種類があり、それぞれ耐久性や持続性力が異なります。人気の塗料から特殊な塗料まで、一通り知っておくと、いざというときに役立つでしょう。

アクリル系の塗料

アクリル系の塗料は合成樹脂を主成分とする塗料で今から30年ほど前までは外壁塗装の主流でした。特徴としては、何と言っても価格が安く、㎡単価は1,000~1,200円ほどです。

しかし、耐久年数は4~7年と比較的短く、短期間で塗り替えを行わないといけません。他に良い塗料が出てきたこともあり、最近はあまり使用しない塗料と言えるでしょう。

ウレタン系の塗料

ウレタン系の塗料は主成分の樹脂がポリウレタンの塗料のことを言います。樹脂が柔らかく密着性が良いため、場所を選ばず施工性も良いことから外壁塗装によく使用される塗料です。

アクリル系の塗料より耐久年数は長くなりますが、それでも6~10年を目安にメンテナンスが必要です。紫外線にそれほど強くなく、水にも反応しやすいため、塗装をする際湿気が強すぎると、塗った後塗膜が剥がれやすくなるという難点があり、施工時期には注意が必要です。

単価は㎡1,800~2,000円ほどです。

シリコン系の塗料

現在、一般的によく使用されるのはシリコン系の塗料です。主成分の樹脂がシリコンから成っていて非常に安定しているうえ、コストパフォーマンスにも優れているため幅広く使用されています。

耐久年数はアクリル系やウレタン系より長く、10年以上と言われています。単価は2,500~3,500円と少し高くなりますが、他の特殊塗料に比べれば安く、耐久性、価格の総合的な観点から一般的によく使われるというわけです。

シリコン系塗料の塗料は汚れが付きにくく、耐火性も高いうえ、光沢保持率が非常に高く、コストパフォーマンスにも優れています。

フッ素系の塗料、光触媒塗料、遮熱・断熱塗料

フッ素系の塗料はアクリルやウレタン、シリコン系に比べ非常に耐久性に優れています。

また、外壁塗装において最も重要な耐熱性や耐寒性にも優れているため、一般住宅でも使用すると効果絶大なのですが、㎡あたり3,500~4,500円と値が張るため、今のところ需要はそれほど伸びていません。

他にも光触媒塗料や遮熱・断熱塗料という優れた塗料がありますが、㎡単価が5,000~5,500円と非常に高価で、一般的な認知度はまだまだといったところです。

しかし、生涯にかけるメンテナンス費用を考えれば、価格の高い塗料を選び、塗装を長持ちさせることは、決して無駄なことではないと言えます。それぞれの塗料の耐久性と価格を考慮して塗料を選択するようにしましょう。

吹きつけ塗装に含まれる工事費と工程

吹きつけ塗装といっても、かかってくる費用は塗料だけではありません。シリコン系やウレタン系塗料というのは、最終的な上塗りの塗料のことを指します。塗装の工程には足場の設置、高圧洗浄、シーリング、下地補修、下塗り、仕上げなどの段階があります。

足場、シートの費用

2階以上の塗装の場合は安全確保と作業効率から必ず足場が必要で、塗料の飛散防止のためシート掛けも重要です。

足場工事は㎡数で計算をし、単価は400~800円ほどです。建物の形が複雑であったり、階数が多い場合は単価が上がるケースもあります。塗料の飛散を防止するシートは㎡単価が100~300円ほどです。

これらは吹きつけ塗装工事には欠かせない項目ですので、見積書に記載されているか、また価格は適正かを確認するようにしましょう。

高圧洗浄の費用

吹きつけ塗装をする前に壁の汚れをとる必要があります。

高圧洗浄機で水洗いをするのが一般的ですが、この工程を怠ると塗料の付きが悪く耐久年数が落ちてしまいます。塗装後すぐに塗膜が剥がれるというトラブルにもなりかねませんので、重要な工程です。

費用の目安は㎡あたり200~300円となります。

シーリング工事の費用

外壁素材がサイディングの場合はパネルとパネルの間をシーリング材で埋めていますので、経年劣化している場合はシーリングのうち替えが必要です。

モルタル、吹きつけの外壁でもサッシまわりはシーリングを打っていますので、劣化がある場合は雨漏れの原因になりかねませんのでシーリングを打つことが大切です。

費用の目安は㎡あたり700~1,200円ほどになります。

下地の補修費用

既存の外壁の劣化が激しい場合は、そもそもの外壁材を補修する必要があります。

補修をしないで塗料を塗っても、塗料がうまく乗らなかったり、塗膜がすぐに剥がれて雨水の侵入経路になってしまう恐れがあります。

劣化の具合や傷みの範囲によって費用はさまざまですが、目安としては1ヶ所15,000~30,000円でしょう。

下塗りの費用

高圧洗浄で外壁の汚れを落とし、下地補修、シーリング作業のあとは下塗りの工程になります。

下塗りはシーラーやプライマーという材料を施します。この工程がきっちりなされていないと仕上げの塗料の付きやもちが悪くなってしまいます。

訪問販売などの悪徳業者はこれらの工程を省いたり、塗料を薄めたりして金額を安くしているケースがありますので、見積りの合計金額に惑わされず、見積りの中身をよく見て工程が省かれていないか確認しましょう。

下塗りの費用は㎡あたり600~900円です。

吹付け塗装の見積りは取るべき?

外壁の塗装を考え始めたら、信頼できる業者に依頼をするか、何社か見積りをとってみましょう。複数の会社に見積もりを出す場合にチェックするポイントは次の2つです。

  • 見積りの合計金額
  • 工事工程(抜けている項目がないか、単価は適正価格かどうか)

大手ハウスメーカーは経費がかなり乗せられているためやはり金額設定が高く、地場の工務店や塗装業者に直接依頼するほうが価格は断然抑えられます。

外壁の劣化が外から目視できると、悪徳業者や訪問販売に目をつけられ、言われるまま契約して法外な金額を取られた!というトラブルも起きているので注意が必要です。

まとめ

吹きつけ塗装にはたくさんの塗料が存在します。シリコン系の塗料ひとつとっても、メーカーは多種多様、グレードも豊富です。

予算はどれくらいで、耐久年数がどれくらいあれば妥当かなどを考慮し、塗料選びを業者まかせにするのではなく、ある程度の知識をもって業者と打ち合わせることをオススメします。

そうすれば、よりよい塗料選びができて、費用対効果に優れた塗装ができるのではないでしょうか。

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